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自分の方向は、若い頃に決まっている?

  • 執筆者の写真: 日野晃
    日野晃
  • 2019年3月15日
  • 読了時間: 2分

2018/12/25


ちょくちょく書く事だが、同じスティックで、同じ練習台を使って、同じように音を出した時、明らかに次元の違う音がした。

これは、私が体験したことだ。


ドラムをやり出して3年目辺りで、有名なトランペッターが新しいバンドを組む時、私は別のバンドから引き抜かれた。

その新しいバンドが所属するキャバレーの部長が、次元の違う音を出した本人槌野一郎さんだ(もちろん故人)。

その時に「音」に魅せられたのだ。

これは私の、「形ではなく中身の探求」への入り口になった。


それまでは、ドラムを叩くスタイル(形や姿勢・フレーズ)に目がいき、そこを工夫する事で音を出すことをしていたのだ。


その数年前、小さなスナックを経営していたが、その業界でも体験していた事がある。

有名なバーテンダーのいるBarに飲みに行き、シンプルな水割りを飲んだ。

それは今まで飲んだ事が無い味がした。

もちろん、美味しかったのだ。


そこで、バーテンダーにウイスキーの銘柄を聞くと、何のことはないどこにでもあるホワイト・ラベルだった。

「水は?」と聞くと、これもどの店でも使っているミネラルウオーターのバッタもんだ。

氷も、南の店の氷を一手に引き受けている店だった。

何もかも一緒なのに、どうして味が違うのか。

これがもっと複雑なカクテルなら、まだ分量の微妙な違いということで納得できた。

しかし、ウイスキーを水で割っただけのものだ。

その時にバーテンダーの「腕」という得体のしれないものに興味が湧いた事があった。


その興味の方向が、このスティックの音で、完全に決まったのかもしれない。

形からその中身へ、それは、その逆にその中身だから、その形になる、という処へと発展した。


22歳の頃だ。

 
 
 

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