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執筆者の写真日野晃

太鼓に生命を宿す

2018/12/11


息子とのリハーサルは、実際的には2時間ほどで終わった。

多分,10年分の宿題、課題を提供した。


一つ一つ課題をし、それを動画で撮る。

そのことを当人が認識する。

それは同時に「見る力・聴く力」を付けるものだ。


「太鼓衆一気」を結成した当時メンバーは3人だった。

持ち曲も3曲しかない状態でのストリートパフォーマンスを決行。

それでも、数時間で数万円を集める程だった。

技術も稚拙、持ち曲も3曲、それでどうして?と論理思考の人は思うだろう。

それが出来るのが人間だ。


隠し球は何だったのか?情熱だ。

情熱が技術より優っていたからだ。

人は幼稚園児の可愛いパフォーマンスを見て感動する。

何故だ。

それが形式を上回る一途な情熱なのだ。


それが年数を重ねると共に薄れてくる。

その変わり技術が優れてくる。

技術に追いつく情熱が無くなっているに等しい状態になるのだ。

もちろん、一般的な舞台パフォーマンスは、ファンが喜ぶ程にはあった。

どの太鼓チームよりも技術的に優っていただろうと思う。

しかし、しかしだ。


新しい目と耳を獲得した今、新しい太鼓奏者として一歩踏み出す事になる。

音が一つずつクリアになり、シャープにもなった。

雰囲気も確保した。それを4月までにどれくらい成熟させられるかだ。

乞うご期待!というところだ。


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