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執筆者の写真日野晃

古希だから

更新日:2019年3月14日

「古希なので」という大層なものでもないが、10年前、還暦の時ドラムソロコンサートをした。

その時にも、公言した「古希には、もっと凄いで!」ということで、10年後の古希のソロコンサートだ。確かに還暦から10年という時間を歩いて来た。

10年という時間はどんな結果になっているのか?

昔、研修や講演でよく話した事が、「10年前、20年前の結果が現在だ、それが自己実現の現実である」だ。

と他人に話しているが、日野晃はどうなんだ?ということでの、一つの結果としてのコンサートということでもある。


また、最近では「人生100年」ということになり、昔の人生50年の倍の時間を生きることになってしまっている。

それは、昔から見れば半分の密度しかない人生かもしれない、とも言える。

しかし、充実した時間を倍楽しめる、とも言える。

そのどちらかか、あるいは、どちらでも無いのか。

そんな事を自分でも味わいたい。

それもコンサートの意味だ。


もちろん、この10年スティックを触っていない。

本当に、たまに練習台に向かうくらいだ。

還暦の時もそうだった。

しかし、まだ当時は年に1回クリスマスコンサートをしていたので、叩いていた方だ。

古希に来る道中では、2回コンサートをしたが、スティックを持つ手のスタミナが持たなかった。


ということに対しての、実際的な訓練はない中でのコンサートだ。

ただし、身体は10年前よりも精密に動くようになっている。

それは、先日、私の個人レッスンを受けに来日したティルマンとの動きで、確認できている。

その精密な身体が、どんな音を出すのか。出せるのか?

それも楽しみなのだ。


もう一つの楽しみは、愚息との共演だ。

愚息が

「来年、私の父がドラムソロコンサートをします。

前回が還暦の時で、今から10年前。

東京と大阪の二ヶ所で行い、両方とも満席!

そして演奏も凄かった。

60歳とは思えない気迫に、袖で見ていた僕は圧倒され、終わってからしばらく何も言えない状態(笑)


あれから10年。現在70歳の父。

来年コンサートをするから、71歳か。

その父が再び1時間ノンストップドラムソロをやります。


そして、その父に41歳の私が共演させてもらえる事になりました!

共演というか、父に挑める挑戦権を得たと言った方が良いかな。


ドラムと和太鼓。

巷でやっているようなコラボレーションではありません。

巷でやっているような、リズム合わせの合奏ではありません。


別に父と演奏しようなんて思ってません。

そんな事やってもしゃーないですから。

親子共演ですが、そんな生ぬるいものではありません。


本当に全身全霊で立ち向かわなくては歯が立たないので、その日に向けてとにかく稽古です!

稽古と言っても、叩くスキルアップではなくて、ひたすら聞く稽古。


みなさん、楽しみにしてて下さい!

次いつ父がドラムを叩くのか分からないので!」



とFBで書いていた。


その意味で、世間とは隔絶されている、私達の親子関係。

これも楽しみにしてください。








日野晃’古希’ドラムソロコンサート 4月12日 大阪大丸心斎橋劇場 6月1日 新宿ルミネゼロ








#drum solo


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